株式会社REAL BODY

なぜ、自分らしく生きるために身体なのか?

「自分らしく生きたい。」

最近では、そんな言葉を耳にする機会が増えました。

けれど、

「自分らしいって何ですか?」

そう聞かれると、答えに迷ってしまう人も少なくありません。

好きなことが分からない。
本当は何がしたいのか分からない。
何を選んだらいいのか分からない。

そんな相談を受けることもよくあります。

でも私は、自分らしさは新しく探すものではないと思っています。

身体が本来の感覚を取り戻したとき、自然と思い出していくもの。

それが、これまでたくさんの身体を見てきた私の実感です。

自分らしさが分からなくなる理由

私たちは毎日、たくさんの情報の中で生きています。

仕事。
家事。
育児。
SNS。
周りからの期待。

「こうするべき。」
「ちゃんとしなきゃ。」
「迷惑をかけちゃいけない。」

そんな”頭の声”を優先しているうちに、少しずつ身体の声が聞こえなくなっていきます。

例えば、

お腹が空いているのに食べる時間を後回しにする。
疲れているのに「もう少し頑張ろう」と無理をする。
眠いのにスマホを見続ける。
本当は嫌なのに笑顔で「大丈夫」と答える。

こうしたことを繰り返していると、自分の身体が発しているサインよりも、頭で考えた「正解」を優先することが当たり前になります。

すると、

「私は何が好きなんだろう。」
「私はどうしたいんだろう。」

その答えも分からなくなってしまうのです。

感じる力は、全部つながっている

身体の感覚は、それぞれが独立しているわけではありません。

疲れを感じる力。
空腹を感じる力。
心地よさを感じる力。

そして、

嬉しい。
楽しい。
悲しい。
寂しい。

そんな感情を感じる力も、実は同じ「感じる力」です。

だから、人は感じること自体に蓋をすることができます。
悲しみや苦しさを感じないように、無意識のうちに感覚を閉ざしてしまうこともあります。

けれど、

都合の悪い感情だけを消すことはできません。

悲しみを感じないようにしていると、喜びも小さくなります。
寂しさを押し込め続けると、誰かと一緒にいる幸せも感じにくくなります。
苦しさを認めないようにすると、安心する感覚まで分からなくなってしまいます。

感じる力は、つながっています。

だからこそ、自分らしさを取り戻すためには、嬉しいことや楽しいことだけを増やそうとするのではなく、身体が教えてくれる「今の自分」を、そのまま感じられることが大切なのです。

身体は、ずっと本音を教えてくれている

頭では、「大丈夫。」そう思っていても、
肩には力が入りっぱなし。
呼吸は浅い。
夜になっても眠れない。

頭では、「まだ頑張れる。」と思っていても、
身体は疲れ切っている。

頭では、「平気。」と言っていても、
なぜか涙が出てくる。

そんな経験はありませんか?

身体はいつも、本当の状態を教えてくれています。

言葉ではごまかせても、身体はごまかせません。

だから私は、身体は一番正直なパートナーだと思っています。

私にも、自分の気持ちが分からない時期がありました

昔の私は、

寂しいのに平気なふりをしていました。
悲しいのに笑っていました。

本当は助けてほしいのに、

「大丈夫。」
「一人でできる。」

そう言い続けていました。

弱音を吐くことは負けることだと思っていたし、自分の気持ちを素直に伝えることが怖かったのです。

でも、それを続けているうちに、今度は自分でも自分の本当の気持ちが分からなくなりました。

何が好きなのか。
何が嫌なのか。
どう生きたいのか。

その答えが見えなくなっていたのです。

身体を整え、少しずつ感覚を取り戻していく中で、私は初めて気づきました。

「あぁ、私は寂しかったんだ。」
「本当は、大好きって伝えたかったんだ。」
「ちゃんと幸せになりたかったんだ。」

自分らしさを探していたのではありません。

身体と向き合うことで、ずっと置き去りにしてきた自分を思い出していったのです。

身体を整えることは、自分らしさを思い出すこと

身体を整える目的は、姿勢を良くすることでも、痛みをなくすことでもありません。

もちろん、それらも大切です。

けれど本当に大切なのは、自分の感覚を取り戻すこと。

自分の「好き」が分かること。
自分の「嫌」が分かること。
誰かの正解ではなく、自分にとって心地よい選択ができること。

その積み重ねが、自分らしく生きることにつながっていきます。

だから、自分らしさは探しに行くものではありません。
身体が本来の感覚を取り戻していく中で、少しずつ思い出していくものなのです。

自分らしさは、身体の中にある

「私は何がしたいんだろう。」
「私は本当はどう生きたいんだろう。」

そんな答えを探し続けている人は少なくありません。

でも、その答えは頭で考えて見つけるものではなく、身体の中に眠っているものなのかもしれません。

24時間365日、どんな時も一緒に生きてきた身体は、あなたのことを誰よりも知っています。

だからこそ、身体を整えることは、自分らしさを思い出すことにつながっていくのです。

次回は、

「身体の声って、本当にあるの?」

というテーマで、身体と感覚の関係についてお話ししたいと思います。

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