株式会社REAL BODY

頑張るママへ贈る、産後ケアのすすめ:自分を大切にする第一歩▶0歳さん(特に生後6~8週ごろまで):産褥期ママ向け

子どもの健やかな成長のために、何より大切なのはママ自身の心と身体の健康です。でも、出産直後のママは、身体の疲労やホルモンの変化、慣れない育児など、本当にたくさんの負担を抱えていますよね。「余裕なんて持てるはずがない!」と感じている方もきっといらっしゃることでしょう。

私自身、初めての出産を経験したとき、心身ともに疲れ切っていました。それでも我が子への愛おしさから、3時間おきの授乳やお世話を必死にこなしていました。当時はただ夢中で、振り返っても記憶がぼんやりしているほどです。でも、今だからこそ思います――「あのとき、もう少し自分を大切にしていたら、もっと余裕を持てていたかもしれない」と。

だからこそ、今頑張っているママたちに伝えたいのです。ママの回復が最優先です!
「自分の身体をいたわるなんて後回しにできないの?」と思うかもしれません。でも、ママが自分をケアすることが、子どもや家庭の幸せを支える基盤となります。その「余裕」は、未来の幸せにつながる大切な土台なのです。

妊娠・出産がもたらす身体への影響

妊娠・出産は、女性の身体にとって想像以上に大きな変化と負担をもたらします。それにもかかわらず、「今は頑張る時期だから…」「仕方のないことだから…」「みんな経験しているから…」と自分の身体の声に気づかないまま無理を続けてしまうことも多いかもしれません。でも、その考え方がママの心と身体の余裕を奪いかねないのです。今、自分の身体でどんなことが起こっているのかを知り、労わるきっかけにしてほしい――そんな思いを込めて、妊娠・出産が身体にもたらす変化をまとめてみました。

妊娠に伴う身体の変化と負担

・内臓や循環器への影響

子宮が大きくなることや血液量の増加により、肺や心臓、腎臓に負担がかかり、むくみや貧血が起こりやすくなります。

・筋骨格系への影響

骨盤や関節が緩み、腰痛や股関節の痛みが生じることもあります。さらに、姿勢の変化で肩や背中が凝りやすくなります。

・ホルモンや全身への影響

ホルモンバランスの変化で疲れやすさや眠りの質の低下が起こることもあります。また、シミや色素沈着など肌の変化も見られることがあります。

出産に伴う身体の変化と負担

・出産直後の状態

出血やむくみ、疲労感が強く、後陣痛による子宮収縮の痛みも感じることがあります。

・ホルモン変化や環境の影響

ホルモンバランスの乱れや睡眠不足が自律神経に影響し、不安感や体調不良を感じることがあります。

・身体への負担

骨盤の歪みや授乳の姿勢が原因で、全身のコリを感じることがあります。さらに、運動量の減少による筋力低下も起こりやすいです。

これらの変化や負担を「知る」ことが、産後ケアの最初の一歩です。

そして、出産直後のママは、肉体的にも精神的にも既に限界を突破していることがほとんどです。産後ケアというと、出産のダメージをケアするイメージを持たれる方が多くいらっしゃいますが、ママの身体は妊娠してからずっと変化し続けてきました。精神的にも不安定になりやすく、身体の状態も日々変わっている中、お腹の中の赤ちゃんが元気に育つことだけを切に願いながら、いろんなことに気を付けながら過ごしてきたことでしょう。生まれてきた我が子のための無理は、もうずっと妊娠中から続いているのです。

未来の子どもの幸せは、ママ自身の「幸せの土台」から育まれる

あなたが今抱えている大変さは、赤ちゃんを迎えるために身体が懸命に働いている証なのです。だからこそ、その頑張りを労わり、ケアすることを後回しにしないでください。ママが自分の心と体を整えることは、ただの「自己ケア」ではありません。自分を大切にすることで、心と身体に余裕をもたらし、それが子どもや家庭の幸福に繋がるのです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です